麺の開発者、六代目 山下 勝山さんのお話です。

  • 一、絶対に美味しい麺であること
  • 一、安心・安全な食べ物であること
  • 一、適正価格であること

私はこれまでの素麺作り40年を通して、
食された方にご満足いただける麺づくり一筋に生きることを守り、
その信念を元に究極のそうめん「一筋縄」を創りあげました。
これまでの伝統を守りつつ、新しい商品をお届けし、
日本一おいしく安全な面を提供し続ける事が、
三輪山勝製麺の使命であると思っております。
そうめんのふる里三輪から1本1本心をこめてお届けして参ります。
皆様、末永くご愛顧とお導きを賜りますよう、
伏してお願い申し上げます。

三輪で麺を作ろうという話になったときに、どこにお願いしようと思って色々と調べていると、有名な老舗もある中、目に留まったのが「三輪山勝製麺」の山下代表の記事でした。
まさに素麺界の匠!写真を見ると少し強面でしたが、職人中の職人という雰囲気が漂っていました。

更に調べてみると、ミシュラン三ツ星を取るような名だたる京都の料亭から信頼されている上に、宮内庁にも献上されているということ、三輪素麺でありながら製法はオリジナルを貫き、材料にもこだわり抜いていらっしゃることもわかりました。

そんな方がうちの材料を使って作ってくれたら、、、という思いから、ダメ元でアポイントを取り奈良まで会いに行ってみました。

というのも通常の素麺は白ですので、黒米入の麺を同じ製造ラインで作るということは、すごいリスクがあります。白い麺に黒米は少しでも混ざると大変なことになるからです。今までも作ってくれるところを探すのは簡単なことではなかったのです。

お会いした山下さんはニコリともせず、私の話を一通り聞いて、そのあと色々と質問をしてきました。質問が終わり、いよいよ持参した麺をその場で茹でて食べたあと、ポツリと小さな声で「よくできてんな」と言った後、「わかりました。なんとかやってみましょう」と言ってくれたのです。

聞き違いかと思いましたが、代表は麺作りの自分の譲れないこだわりを語って「全てこちらに任せてもらえますか?」と。「すべてお任せします!」と答えました。その後、必要な材料を送り、数日後にサンプルができてきて、それは本当に今まで食べたどの麺よりも美味しくてすごくびっくりしたのを今でも鮮明に覚えています。

少し打ち解けてから、山下さんに「なぜ引き受けてくれたのか?」と聞いたら、「最近は安さを追求するあまり、安心安全からどんどん遠のいている。未来をになう子供に私達が何をできるのか?本当に安心して食べられる安全な食べ物を適正価格で販売することが私の使命です。あなたの話を聞いて目指す方向が同じだったから、チャレンジしてみようと思いました。」と。

うちの材料を使い、山勝さんの自社製品と全く同じ製法で作ってくれた「やまと古代麺」を食べた山下さんは「いいのができたね」と少年のように笑っていました。